海上の城、セント・マイケルズ・マウント(ペンザンス)

これはフランスのモン・サン・ミッシェル


いえいえ、イギリスでございます。
その名もセント・マイケルズ・マウント。

モン・サン・ミッシェル(Mont Saint-Michel)も、セント・マイケルズ・マウント(St Michael's Mount)も日本語訳にすると「聖ミカエルの山」。

フランスと同じく修道所が昔あったらしいのですが、今はお城が立っていて、お城の持ち主の子孫とナショナルトラストが守っています。
モンサンミッシェルよりは少し小ぶり。

そして、観光客が少ないためか、のんびりとした空気が漂っていました。


そして驚くべきことに、干潮時にのみ道があらわれて、歩くことができます!
(満潮時は船で移動できます)

城のガーデンからの景色は、閉ざされた楽園そのものでした。


お城から見た満潮時、水に沈む道。



お城のコレクションになぜか兜が飾られていてどっときましたが(笑)

もらったそうです。



この、3日間、ペンザンス(Penzance)まで行ってきたのでした。

この地には、セントマイケルズマウントのほかに、イングランド最西端最地その名も「ランズエンド(Land's End)」という所もあります。

どこか懐かしいお土産屋さんや3D映像のアトラクションを越え、
そして「最初で最後の家」と書かれた小屋の先には、荒涼とした世界が広がっているのでした。



さらに、バスでファンタジーの世界のような田舎道を抜けると、たった一人で作ったといわれる海が背景の円形劇場!!!

(今も劇の公演が行われるミナックシアターminack theatre)



さらにバスで2時間、セントアイビスという港町があります。
こちらは若者たちの町でもあるようで、海をモチーフにした絵画やアートのお店がいくつもありました。
マリンスポーツも盛んな様子。夏!という感じ。(肌寒いけど…周りの人はもうバカンスの恰好でした)
青と白の家に、カラフルな船。グリーンの海に青い空がとても似合う町でした。



電車の中でおばあちゃん四人グループに出会い、おしゃべり。イギリスの海を初めて見たというと、いろいろ教えてくれました。おばあちゃんたち、さらにフライトでほかの島に行くそうです。移動中もほんとに楽しそうで、パワフルー!!!

バス停で、またもや美人のおばあちゃんとお話し。船の通信関係のお仕事をされてたおばあちゃんは、便利さは賢さにはつながらないと。「オートマティックの車なんて、ウィンカーもついていなかった私の頃に比べたら、運転してるとはいえない」。いやー。尊敬します。

宿であったご夫婦は、これからバカンスで近くのシリ島に二週間滞在するそうです。はー、二週間。ただ、ただ溜息。



宿の主人と奥さんもふくめて、いろんな人(特に人生の大先輩の方々。しかし元気!!)が優しかった旅でした。
ま、宿の猫は「また客かよー」と煙たがっていましたが(笑)。