ともだち

今週のお題「私のともだち」

去年、結婚式をしました。
招待する人を考えていると、おのずと自分の大切な友人が分かってきました。
もちろん、この友人呼びたいけど呼んでしまうと元職場の人にも声をかけなくてはならない等ごちゃごちゃして、残念ながら呼べなかった子はいますが……。

結婚式にはご祝儀とか余興とか、彼女たちにも負担をかけてしまうこともあります。
それでも自分の結婚式や二次会に喜んで出席してくれる友、本当に大切なんだなぁとあらためて思いました。来られなくてお祝いをくれた友も、とってもありがたい。

そんな中、呼びたくて、でも叶わなかった友人がいます。
彼女は幼馴染で、小さいころから家族ぐるみの付き合いでした。
良く遊びに行っては、夕飯ごちそうになったりしていました。
結婚の報告をしたときはとっても喜んでくれて、行きたい!と言ってくれていました。
でも、彼女のお母さんが心配して、話をして、やっぱり招待しないことにしようということになったのです。

それは彼女の精神障害の状態が良くなかったからでした。
ご両親も事情があり一緒に同行はできず、ヘルパーさんと一緒に行くしかないのですが、大人数の集まる席、不安定になってしまうのではないかとのことでした。
確かに、昔あんなに笑い合っていたのに、今、笑顔が少ない。
式では私がそばにいてあげられない。

「結婚式は出席しない代わりに、夏休みにでも家で個人的に結婚式もどきをやろう、その時は招待状出すので、(当時、親元を離れ福島の職業訓練所に行っていたので)東京に帰ってきたら連絡ください」
そう言ったのを最後に、いまだ、連絡は来ていません。
年賀状を出してみたけど返事は返って来ていません。
こんな時こそ携帯に連絡して直に本人と話したいと思うのだけど、職業訓練所は携帯禁止。

震災の影響はそれほど受けず、元気に過ごしているとはお母さんから聞いたけれど……。
お母さんが、私に心配させないように配慮してくれているのかな?
訓練学校が楽しくて、まだ東京を離れて頑張っているのかな?
それとも、具合が悪くなって入院とかしてないかな?
文字を書くことが難しくなってたりしないかな?

いつもはどちらかが連絡して、私も会いたいなと思って会うのだけれど、会うたびに、そのしぐさ、顔つき、変わっていく彼女に自分の胸が詰まるのを感じます。
でも、親から自立して、いずれはヘルパーの資格をとるんだ!と言っていた彼女は私の友だちなのです。
障害があるないにかかわらず、良くなったり悪くなったりしていても、友だちなのです。
だからやっぱりちょっと心配だし、話したいし、イギリス行く前には会いたいです。