IELTS(General)テスト受けてきました。

英語ってテストがあるから嫌になるんじゃないか。IELTSを受けることを後悔し始めていた最近でしたが……本日受けてきました。
IELTSテスト。

日本では二日間行われるところもあるIELTSですが、私は一日でした。
ざっとしたスケジュールはこんな感じ。

9:00集合(近くの大学の一部)

10:00開始(リスニング(30分)、リーディング(60分)、ライティング(60分))

13:00終了

 ランチタイム、移動タイム(スピーキングは歩いて15分くらいのところにある語学学校にて)

14:00〜18:00の間で15分程度のスピーキングテスト(自分が何時からスピーキングがあるのかは当日の朝に分かる)



では、細かく私の場合!いってみます。
まず持ち物が厳しい。
パスポート、えんぴつ二本、えんぴつ削り、消しゴム、ペットボトルの水以外は試験会場に持ち込み禁止。ペットボトルもラベルをはがします。あとはクロークに預けます。

pencilsとかかれてありましたが、シャープペンで受けている人もいました。旦那さんによると日本のIELTSはえんぴつのみ、しかも消しゴムもケースはだめみたいなので、日本のほうが厳しいようです。


ビルの扉が開くのが9時なのですが、私が5分前くらいについた時にはその前から人がたくさん待ってました。寒い中。
で、9時にオープン。ああ、やっと入れる!と思ったのもつかの間、入れてくれたのは10名程度。どうも中の混雑緩和のためちょっとづつ入れる作戦らしいのですが、すぐに入れてくれないしなにせ外は寒い……。
一人の黒人の方が、隣のカフェで待っていて、受付開始とともに出てきたのですが、そんな様子に耐え切れずまたカフェに帰っていったほどでした。南の国出身に違いない。(ちなみに隣のヨーロッパ系の方は半そで……北の国出身に違いない。)

10分くらい待たされて(それでも私は前の方)、やっと中に入ると、入り口で「上着脱いでおいて〜。もちもの出して〜それ以外は鞄にしまって〜」とのんびりな感じ。
その後、クロークへ通され、自分の頭文字のあるI〜Pの受付へいきました。


受付で名前をチェックしてもらい、指紋を採ります。
しかし!
まさかここに最大の難関があったとは。
指紋が採れない……。
何度やってもだめで、受付のお姉さんが他の人に相談「彼女だけなの!(おんりー!)」。とりあえず後ろの人に先にやってもらうと他の人はすんなり……。近くにいる試験監督のおじさんに「君はスペシャルフィンガーをもっているんだよ」と言われる始末でした。
結局5回ぐらいおでこで指をこすったり、お姉さんがティッシュで機械と一緒に私の指まで掃除したりして試行錯誤するのを、3回くらいチャレンジして、結局ダメ。
お姉さん「とりあえず午前中の試験受けて、あとは午後。」

うちの受付だけ長蛇の列になってしまい、試験開始が5分遅れたのは私のせいに違いない……すみません。。。


さて、本番の試験は、ノンストップです。
トイレ休憩ありません。おじさんの説明が分かりやすいのですが長くて重要なので、私にはすでにリスニング状態。
何回かテキストで練習していた時に時間が足りなかった経験があったので、本番ではリスニングとリーディングは時間に余裕を持って出来ました。ライティングは時間が足りなかった!

リスニングは、最初に問題用紙に回答を書いてそれを最後の10分の時間で写します。
問題は、書き込むのと(聞き取りみたいな感じ?)、アルファベットを選ぶものなどがあります。No more than TWO wards(二語以下で)みたいな注意がつけられているのもあるので、そこはちょっと注意です。
意外と会場の音は聞き取りやすかったです。

リーディングは徐々に難しくなってくるのでどきどきですが、最後の問題がロンドン大火について。これはこないだミートアップ(有志の英語練習会)でやった内容ではないかと、感動。やー、英語の経験はつながっているんだなと感じたのでした。

ライティングは、「仕事に申し込んでいるのですが、リファレンスが必要なので、前の学校にお願いの手紙を書いてください」というものと「若者の行動は、親と周りの環境とどちらの影響が強いと思いますか?」という小論文形式のものでした。
リファレンスについても、こないだ頼んだばかり!なのでどんなものか分かっていました。ここでも、やっぱり実生活とつながっているんだなと実感。ただ、私がリファレンスを頼んだ相手は日本の会社だったので、全て日本語でやり取りしてましたが……(しかも今こじれてる……)。


午後をはさんでスピーキングへ。開始の45分前にはいかなければいけないらしく、私は5時近い時間だったのでいったん家に帰りました。2時からの人もいて、「早く行って!」と言われていて、お昼も食べられないしかわいそうでした。どう考えても45分前につくのは無理なのでは……。でも、この英語脳になってる間に早めに面接のほうが良いかも知れませんね。

で、私はというと、皆さんには無い「指紋」という新たな課題があるので、少し早めに会場入りしました(笑)。
ちょうど私の2,3人前で交代した受付のお姉さんがまさに午前中の人!
すでに顔を覚えられているので「今度こそ!」「はい!」という阿吽の呼吸。
二人して祈るように指紋チェックへ(普通の人はここで午前中の指紋と照合し、顔写真を撮り、待ちます)。
「準備はいい?」「OK」

そして……

成功!
午前中必要だった5回分の指紋も無事とり終え、周りの「この人たちなんなの?」といういぶかしげな顔の中、お姉さんと喜びあいました。

写真も無事に撮り、待合室で待ち、名前を呼ばれて小さな部屋へ。

驚いたのは、呼びに来てくれたおばちゃんが、そのまま試験管だったこと。私の人は笑顔のとっても話しやすい方だったので良かったのですが、中にはコーヒー片手にちょっと怖そうな感じの人もいました。なぜコーヒー片手に!?でも、ドアをノックして入らなければいけないということが無かったので無駄な緊張をせずにすみました。

スピーキングは3部構成
1、自分のこと、どんな家に将来すみたいかとか、どんな家事が嫌いか、何故?などでした。
2、課題(最近人生を変えたことは何か)を渡されて、メモも渡されて、二分間語り続ける。練習してなかったのもあり、考え考え喋っているとあっという間でした。メモをうまく使いきれず。
3、ディスカッション。子どもにはたくさんの違う経験をさせたほうが良いか、嫌だっていたらどうする?そんな内容でした。

単語が出てこない。この試験で、いかに私は普段、他人の語彙力に頼っているかが分かりました。
いつも、
私「(英訳)えーっとほら、あれが重要なんだよ。いろんなさ、エクス……」、友「経験(experience)?」、私「そう、経験!」
こんな感じで会話を続けていたような……。反省。



そして、終了!そのままおうちに帰りました。

ふーっ。重要なのは結果じゃなくて経験です(笑)。