大英博物館とナショナルギャラリー
私、日本にいる頃、美術館や博物館というところは一通り展示を楽しむ場所だと思ってました。
しかし、大英博物館に計5回行って(だってタダだもん)ようやくコンプリートした今、それは間違いだったような気がします……(笑)。
今日は4時間ぐらい時間があったので一人でナショナルギャラリーに行ってみました。
で、4時間ほぼ立ち止まることなく、お目当ての絵を探す。見る。また歩く。
広い……広すぎる……。
私のお目当ては、ホルバインの「大使たち」でした。
写実的な大使の絵に、変に伸びた絵が描かれていて、斜め下から覗き込むと綺麗な骸骨の形になるというだまし絵のような面白い絵です。
それからゴッホの「ひまわり」。さすがに沢山の人が集まっていました。
モネの睡蓮、ルノアール、ダ・ビンチ、中々大御所がそろっています。
しかし、よく思い出してみてください。
イギリス出身の有名画家……あんまりいないんですよね〜。私が知らないだけ??
それにしても、迷子になる。ダビンチの絵すら見そびれました。
自分がどこにいるか分からず、順路も無いので、まだ部屋が!あっちにも部屋が!というまるで迷路です。
興味のない絵はザーッと流し見。あ、宗教画ね〜。あ、風景画ねー。という感じ……。
14世紀〜15世紀の絵のコーナー、意外と面白い。
ゴッホはやっぱり他とぜんぜん描き方が違うんだなーと、素人ながら思いました。
ナショナルギャラリーの写真を撮り忘れました。ごめんなさい。
ロンドンの一等地、トラファルガースクエアの真後ろです。
中にはカフェもあってレストランも二箇所あって、広いです。
タダで入れます。
ちなみに大英博物館も迷路です。ここもイギリスのもの、では無く世界中から持ってきた(奪ってきた!?)ものが集まっています。
中は入ってびっくり近代的な感じ。
順路が無いので、どこから見たらよいのやら。
一つ一つはとてもじゃないけど見れません。展示品、多すぎる!
その中でも、古代の文字がこの一つの石によって解明されたというロゼッタストーンは目玉です。人だかり。
イースター島のモアイもいます。意外と知られていない裏側、意外といろいろ描かれているんですよ〜。顔とか。顔!?
エジプトコーナーでは本物のミイラが沢山ありすぎて、すごいというより、こんなに勝手に掘り起こして持ってきちゃって、なんかごめんね……と博物館に変わって謝りたくなるような感じです。なんまいだ。
そしてもちろん日本の部屋もあります。
コーナーの一角には茶室が再現。
その前でなにやら不可解そうな顔でひそひそと話してるヨーロピアン親子。
さながら「こんな狭いとこには住めないわねー」とでも言ってるよう……。
おうちじゃないですから〜。
運がよければ、触ってみようのコーナーが開いていたりして古代の鍵など持つことが出来て楽しいです。
そして写真撮り放題。
ナショナルギャラリーでも大英博物館でも見られたのが、子ども達。
小学生ぐらいでも学校で来て、一つの絵の前に座り、学芸員(?)のような方が解説しています。
「これは普通の女性ではありません。誰かな?」
「神様!」「ビーナス!」
そんな調子なので楽しそう。子ども達も真剣でした。
こんな授業が日本でもあればいいですね〜。
中にはやはりカフェ、レストランあり。
しかし、広すぎるー。
あんまり大きな目玉がないアジアのコーナー、行ききれない人多数で閑散としててちょっとかわいそう。じっくり見れば、面白いのにな〜。でも、私も五回目でやっと東南アジアコーナー見つけられたからなぁ……。
目玉は目玉ですごい人なので、行くなら平日がお勧めです。
半年以上いるというのに、まだ行ってないところがたくさん。
食器や雑多なコレクションが膨大にあるというビクトリア&アルバートミュージアム、
イギリス出身の芸術家だけ(誰?)を集めたテート・ブリテン、
なぜか、お土産がおしゃれだと評判の、交通博物館、
最近トラ館がオープンした動物園、
帰るまでに行かなければ。