ナローボートにのってきました
こちらに来る前から夢であったナローボート。
それは、運河をゆったりと移動する細ながーい船であり、
そして
家なのです。
その不思議さと可愛さに見せられて、いつかは、と思っていましたがこんなかたちで実現するとは思いませんでした。
軽く一泊二日日本人の方が経営するナローボートに泊まるというプランが、残念ながら満席だと気づいてから、見つけたのは最短4泊5日のハイヤーボート。
ハイヤー……って、レンタカーかい!?自分で運転かいっ!?
しかし、それしか本格的な家型ナローボート(ランチクルーズじゃなく)は借りられなかったのです。
で、覚悟を決めて予約したのがイングランドとウェールズの間のLlangollen Canal(ランゴスレン運河)maestermyn cruisersという所でした。
ものすごい田舎のゴボウエンという駅に降り立ち、タクシーで10分ほど。
なぜそこ?とか、どうやって?とか、細かいことは後で書きますが、
終えた感想は……
今まで味わったことのない面白さ。
そして飽きない、ミニ難関と超絶景ととても親切な方々。
行きたくなったら、http://www.maestermyn.co.uk/conditions.htm がHPです。
さて、うちが借りたボート、KERRYの中をお見せします。
シンプル。
ダイニング兼ソファーを崩すとベッドに。テーブルも組み立てられます。
キッチンにはコンロや冷蔵庫はもちろん、オーブン(使わなかったけど)まで付いています。
テレビ、トイレ、シャワー、暖房完備。
二段ベットもついてます。
備品は、ボート関係の本や鍵など以外に、ゴミ箱、食器、トイレットペーパー、掃除道具、点火用マッチ、雨用コート、布団、シーツ、枕、チーズ削りまであります。
……書いてて思ったのですが、うちの寮より設備良いかも。
エンジンはディーゼルで、バッテリーで電気が使えます。水も、バッテリーポンプ式。
着いて最初の30分、身振り手振り交えて設備の説明。そして30分くらい一緒に乗って舵操作の説明をうけました。
困ったときの対処法も聞き(乗り上げたら棒で突くとか、スクリューに何か絡まってないかの確認とか)、
朝と夜やることも聞いて(ねじ巻いて油さす、船にたまった水を出す、エンジンの切り方など)、
スピードは歩く速さぐらいというのんびり加減。
移動は日の入りから日没まで。
停泊は運河の横にトウパスという歩道があれば基本どこでも可能!!
ブイーンっとエンジンを入れて、ギアを前に倒して、
さあ出発!!
長くなりそうなので、この辺で。
続きは技術編でどうぞ。