ナローボートに乗ってきました(技術編)

技術編。
細かいので、興味のある人が見てください。

船舶のライセンスどころか車の免許すらいらないナローボートの操縦。
運河(Canal)は一本道が長いし、流れも少ししかないので、運転しやすいのかなと思います。
女性でも運転できますが、水門(ロック)や跳ね橋の開け閉めは、力のある人がいないときついです。
基本は右側通行。追い越しは左側からです。
地図は必須!給水ポイントからお店まで書いてあるので便利です!事前に本を読むのも役に立ちました。


操縦でコツがいるのは『曲がる』 ということ。

1、舵を右に切ると左に曲がる。これは慣れるまで苦労しました。運転免許を持っている旦那さんより、私の方がなれるのが早かったのはそのせいだと思います。
2、回転軸が、ながーい船の中心にあるので、曲がるのに時間がかかる。スピードが速い方が曲がりやすい。
3、いったん曲がり始めると逆方向に舵を切らないと回り続ける。
4、基本的に旋回場所じゃないと旋回できない。
5、バックはコントロールなかなかうまくできない。何度ああ〜!そっちじゃないのにぃ〜!!ということになったか(笑)

『岸につける』。
基本的に歩道があってつけられそうならつけられます。そこから歩いてご飯食べに行くことも可能。
船を寄せていって、最後は一人がロープ持って岸に降りて、引っ張って船を寄せて固定。
浅瀬に乗り上げちゃったときも最終的には棒で突っつくという手動(笑)


『気楽なところ』
スピードが歩く速さなので、ぶつかってもオッケー。なるべくぶつからないようにしてましたが、岸や他の船にがんがん、ぶつけてました……ごめんなさーい。
のんびり移動中は屋根の上にも登れます☆


『運河にある難関』
1、ロック(運河の高さを変える水門)。運河には門が二つあり、その中は水量が調節可能な小部屋のようになっています。小部屋の水深を来るほうの運河に合わせて、そこに船を入れ、水門の穴を開けて水を入れ、行きたい方の水深に合わせて移動します。1,2台で30分くらいかかるので、帰りは渋滞が出来ていました。慣れたおじさんが手伝ってくれて数人でやるとはやーい!




2、跳ね橋。ねじまき式で上がっていくのですが、行きはだんなさんで良かったのですが、帰り私では回しきれず……途中であきらめたら……ごん……。近くのおじさんが手伝ってくれました。ごめんなさーい!


3、トンネル。Chirkトンネルは本当に長いです。中はくらい!!このときだけ船首のライトをつけました。一台がぎりぎりのトンネルなので。前から来たらアウト。必ず待たなければなりません。


4、Uターン。普通の運河ではUターン禁止。私達はもう運河おしまいというところぎりぎりのUターン場所まで行って、旋回しました。近くの船にぶつけないかひやひや。うまくいくと嬉しい。


5、水の補給。今回、短かったのでトイレタンクや燃料補給はやらなくてすみました。水の補給は一週間に二回ほどやりました。所々のポイントに給水ポイントがあり、事前にもらっている鍵で開けて、ホースをつなぎます。船首のタンクにためるのですが、中々たまらず、中も見れず、どれだけ入っているか良く分からないまま、勘でいれていました(笑)


『夜』
日が暮れたらおしまい。夏は10時近くまではしれます。でも、なれた皆さんはもう6時くらいにはいいところにとめて、バーベキューやワインを楽しんでいました。元からある鉄の輪など結べる物、もしくは杭を打ってロープで固定。エンジン切って、鍵を閉めて、夕飯を求めて近くの田舎町へ繰り出していった私達なのでした。