セキュリティーガイ
最近、夏目漱石のロンドンについて書いたものが面白くてしょうがないさんごです。
『倫敦塔』にはじまり、『文鳥・夢十夜・永日小品』に出てくる『倫敦消息』が、また良く100年以上前の倫敦(ロンドン)を映し出しているのです。
なんと、その頃にはすでに地下鉄どころかリフト(エレベーター)まで存在していたり、でも鉄道馬車なんてのがあって、馬車で移動していたりしているのです!
塔橋ってなんだと思ったらタワーブリッジだし(笑)。
霧が深すぎて迷子になったり、テムズ川がにごってるとか、自転車に何度も挑戦してうまく乗れないとか、宿主の性格とかをこまごま愚痴る漱石が面白くて、思わず笑ってしまいます。
トラファルガースクエア、当時からあったんだな〜。
なんだか時を越えて、同じ場所に立つなんて不思議。
当時のロンドンが見てみたいです。
さて、話変わって今のロンドン。
ロンドンのたいていのお店には、玄関口にセキュリティーの人が立っています。
屈強な感じの黒人の方が多い。
超低価格の衣類が売りのプライマークでさえいます。
で、うちの店にもいます。
屈強でちょっとこわもてな黒人のセキュリティーが、数人(シフト制だから)。
何かあれば引っ張り出される彼らですが、見ている限り、ちょっと暇そう。
ついでにこちらはお昼時目の回るような忙しさ。
気づくと彼ら、さりげなく食べ終わったお茶碗運んできてくれたり、お客さんに道を教えてあげたりしていました。
店員になってる!
レンジであたため、なんかもやってくれちゃったり。
助かる(笑)!
それで良いのか!?という気がしないでもないですが(笑)。当人は鼻歌歌っちゃったりして平和な証拠なのかしら〜。お客さんも結構頼りにしてたりして、なんだか不思議です。
こないだちょっとした酔っ払いのお客さんがなにか聞きにきて、マネージャーに「ちょっと相手してきてよ」と言われ、しぶしぶ行っていました。
いや、それこそセキュリティーの仕事だから!!
と突っ込みたくなります(笑)
そんな面白バイトも後残すところ二回!あっという間ですねー。